2018年 02月 16日 ( 1 )

 

映画『スリーピングビューティー~禁断の悦び』

不思議な映画だった。
登場人物それぞれの背景(家族、状況、人生etc.)はまったく描かれておらず、主人公が「現在してること」だけを追っていく。

主人公のルーシーは地味な普通の大学生だ。
でも、貧乏(たぶん)で、生活費や学費のために掛け持ちでアルバイトをしてる。
でも、真面目一辺倒でもなくて、セックス、売春、ドラック、酒・・・も、なんの抵抗感もなく受け入れている。
その裏に、どういう感情があるのかそれはまったく描かれていない。

そして、病気で余命幾ばくもない恋人がいる。
その彼のためにお金を稼いでいるということかもしれないけど、他の男とのセックスに後ろめたさがあるようにも思えない。

さらに、高給に惹かれて、ほとんど裸同然の姿で富裕層の老人たちの集う、秘密クラブ的な場所で給仕をするというバイトにつく。

そのクラブの支配人に、薬を飲んで数時間眠って目覚めるだけのバイトをしないかと誘われ、たったそれだけで、たくさんのお金が貰えるなら・・・とこれまた、なんの躊躇もなく引き受ける。
その頃には、汚い学生寮から、高級マンションに引っ越していたので、自ら積極的にそのバイトを引き受ける。

眠っている間に、クラブの老人に体を弄ばれているのだけど、ルーシーはもちろんそれは知らない。
ただし、挿入だけは禁止になっている。

でも、ある日、自分が眠っているあいだに何が起こっているのか知りたくなり、隠しカメラを取り付ける。
最後の最後まで、主人公の心の動きが今一わからない。
恋人がもうすぐ死にそう・・・ってところで、涙するシーンくらいだね、はっきり伝わってきたのは。

それでも、最後まで目が離せない、変に惹きつけられる映画だった。






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by mizunomari | 2018-02-16 07:12 | 映画 | Comments(0)