大谷翔平の兄も野球選手!?
◇東北第1代表にトヨタ東日本 創部7年目で初出場
投打「二刀流」の弟に負けじと夢舞台へ--。盛岡市で6日あった第89回都市対抗野球2次予選東北大会(毎日新聞社など主催)の第1代表決定戦で、米大リーグ・エンゼルスで活躍する大谷翔平選手(23)の兄龍太選手(30)が所属するトヨタ自動車東日本(岩手・金ケ崎町)が、日本製紙石巻(宮城・石巻市)に4-2で勝利。創部7年目で初の本大会出場を決めた。
龍太選手は岩手県奥州市の高校を出て地元クラブチームからプロを目指し、独立リーグで2年間過ごした後2012年4月の創部の際に誘われ帰郷した。当初の部員は同県出身者を中心に13人しかおらず、練習場所も廃校となった小学校のグラウンド。1次予選は13年の初出場以来6連覇中だが、2次予選は昨年まで準決勝止まりだった。
コーチ兼任外野手としてチームを引っ張ってきた龍太選手は、この日こそ快音を響かせられなかったが、創部当時から指揮する三鬼賢常(けんじょう)監督(56)は「黙々と練習する大谷の姿を見て、周りの選手も成長してくれた」と全幅の信頼を置く。勝利が決まった瞬間、うれし涙を浮かべた龍太選手は「ずっと全国の舞台に縁がなかったが、やっとここまで来られた。自分のスイングをしていきたい」と東京ドームでの活躍を誓った。【三瓶杜萌】
by mizunomari | 2018-06-07 06:44 | デイリーコラム | Comments(0)