ノーベル賞
スウェーデンのカロリンスカ研究所は8日、12年のノーベル医学生理学賞を、京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授(50)と英ケンブリッジ大のジョン・ガードン博士(79)に授与すると発表した。
授賞理由は「成熟した細胞を、多能性を持つ状態に初期化できることの発見」。
山中氏は06年、マウスの皮膚細胞に4種類の遺伝子を入れることで、あらゆる組織や臓器に分化する能力と高い増殖能力を持つ「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」を作り出すことに成功。
拒絶反応の少ない再生医療や難病の仕組みの解明などにつながる革新的な功績が評価された。
最初の成果が米科学誌に掲載されてから6年余りという異例のスピード受賞だ。
この研究で、今後難病を持つ人々がかなり救われるようになるらしい。
山中先生も、「医学の発展に貢献していきたい」って。
これまで、亡くなって当たり前だった、病気も治るようになって、どんどん日本人は長生きにになって・・・
でも、日本人がそれに伴って幸せ度も増したのか?っていうと、それは反比例だと思う。
介護を経験した人なら、それは誰でも思うことだ。
難病を克服すれば、その先に間違いなく幸せが見えてる世の中でなくては、医学の進歩も宝の持ち腐れかもしれない。
あるいは、よその国で歓迎されるとか・・・。
なんだか、最近、こういうおめでたい話題にも「日本人ってすごいでしょ?」って胸をはれなくなった。
寂しい国になっちゃったね、ニッポン。
by mizunomari | 2012-10-09 05:58 | デイリーコラム | Comments(0)