陸前高田のホタテ
入籍したのが、2002年の1月2日。
本当は1日に・・・と思ったんだけど、2002年は1月1日が仏滅だったんで、2日に。
その、1月1日からだから、今年の12月31日で、丸10年だ。
で、結婚10周年の記念に、結婚式の写真を撮ることになっている。
入籍した年に、義父が亡くなって、結婚式がしてないからだ。
前の結婚の時は和装で角隠しだったから、ウェディングドレスも着てみたいし・・・。
写真はブログにアップするんで、お楽しみに
ところで、その10年日記の2004年の11月17日にこんなことが書いてあった。
「一週間前、陸前高田からホタテをたくさん送ってもらって、冷凍してあったので、夜はホタテづくしのオカズ。
すごく美味しかった」・・・って。
そうなのだ・・・。
陸前高田からは、イカもトロ箱一杯送られて来たこともある。
送ってくれたNちゃんは、未だ行方知れずだ。
その家族、ダンナさんと娘2人と息子・・・この息子も行方知れず。
Nちゃんは私の生徒だった。
以前彼女が湯河原に住んでいた頃、湯河原町教育委員会主催の「小説の書き方講座」を受けに来たNちゃんは才能が光ってた。
で、私は書き続けることと投稿を奨めた。
やがて、陸前高田の実家に戻ったのだけど、それでも書き続けた。
書いたものを送っててもらって、指導した。
Nちゃんはいくつもの賞を取った。
東北へ旅行したときは、東北新幹線のホームに家族で来てくれて、途中下車して会った。
震災以降、どうしたものかと迷っている。
実は、彼女から送られてきていて、そのままになっている原稿があるのだ。
それも秀作だ。
それも含めて、これまでの作品をなんとか出版にこぎつけたいと思っているのだけど、著作権の話をご主人に委託しにいくってことは、それらは遺稿と認めることになるから・・・。
でも、今、一度陸前高田に行ってみようかとも思っている。
私を慕ってくれてた、子供たちの顔を見に・・・。
あの、ホタテの味が忘れられない。
by mizunomari | 2011-11-20 10:04 | デイリーコラム | Comments(0)