映画 『駆け込み女と駆け出し男』
以前、映画館で予告編を観たときには、なんの興味もなかったのだけど、世間の評判がなかなか良いので、特にこれといったのもなかったから選んだ。
でも、結果は「なかなか良かった」。
まず、時代がよく描けていること。
そして、流石に井上ひさしの原案だけあって、言葉遊び的な表現がすばらしい。
私には、あれほどの脚本はとても無理。
さらに、役者が皆上手い。
大泉洋は、あの飄々としたキャラそのままの役柄だったけど、それを差し引いても、さらに役柄をちゃんと演じ切れてたし、女優陣も皆達者。
ストーリー展開もスピーディーで、時代劇の要素をブレずにちゃんと踏まえながら「今」につながる男女(夫婦)のキビを伝えてる。
監督もさることながら、脚本が秀逸。
2時間半近い映画なのに、短く感じた。
お勧めです。
by mizunomari | 2015-05-30 06:00 | デイリーコラム | Comments(0)