想い出の歌シリーズ『恋したら』

今日は、まず聞いてください。

『恋したら』  by グリーメン



この歌は、1970年のまさにフォークの王道。
ラジオの深夜放送で聴いて、覚えやすい曲だからすごく印象に残っていた。

それから、時は流れ、私は放送作家となった。
放送作家時代、私にとってのキーパーソンとなるディレクターが二人居て、その一人がニッポン放送の浅野啓児さんって言う人。
この人に見込まれて、当時、圧倒的聴取率を取っていた、ニッポン放送の看板番組に、最年少で大抜擢された。
それまで、はかま満緒先生の元で、主に文化放送で使いっぱしりしてた私の放送作家人生の大きな転換期になり、この番組についてやっと一人前の放送作家となったってわけ。

でも、浅野さんは、まだまだひよっこの私に容赦なく・・・ま、そりゃプロなんだから、それなりのことはしなきゃだけど・・・また、浅野さんって人がクセのある性格で・・・002.gif
泣いたこともあったけど、なぜか、浅野さんは、私を鍛えてくれて、で、自分の隠れ家的なお店にもよく連れてってくれたりして、厳しくも可愛がってくれたのだ。
浅野さんは、やがて、FM埼玉に移る。
移ったあとの午前の生放送も私をチーフ作家として抜擢してくれて、ラジオの12時間の生放送復帰で話題となった『吉田拓郎 元気です』の構成も任せてくれた。

博品館劇場で催された、ニッポン放送主催のミュージカルの脚本もかかせてもらった。
なんだかんだで、ずーっと付き合ってきて、私と浅野さんには不思議な、でも切っても切れない絆が生まれた。

浅野さんは私より10才上だった。

この浅野さん、数年前、ガンで他界したのだ。
そのお別れの会で、引出物に配られたのが、グリーメンの『恋したら』。

・・・浅野さんは、グリーメンの三人のメンバーの内の一人だったの。
でも、いっそのこと、声なんて、歌なんて残さないでいて欲しかった。

『恋したら』聴きながら、メインボーカルじゃなくてコーラスの浅野さんの声一生懸命聞き取ろうとするんだけど、よくわからないから、余計切なくなるもん。
会いたいな・・・007.gif

今、この年になったら、たぶん親友になってた。

ちなみに、You tubeに「確か、大阪の大学生・・・」って誰かのコメントがあったけど、それ違うよ。
浅野さんは独協大学で、ばりばり東京の人だもん。
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by mizunomari | 2012-01-28 07:28 | Comments(2)  

Commented by Mashi☆Toshi at 2012-04-07 15:54 x
はじめまして、検索して辿り着きました。
浅野さん、お亡くなりになったのですか?直接は存じ上げませんが、同僚だった友人と同じ時期に埼玉に移られたと聞いていましたが・・・。
Commented by mizunomari at 2012-04-08 08:56
Mashi☆Toshiさん、はじめまして。
もう、亡くなられて5~6年くらい経つでしょうか・・・?
お別れの会は「アルフィーの坂崎さん」「吉田拓郎さん」「南こうせつさん」「タモリさん」「チューブの前田さん」「高田文夫先生」が弔辞を述べるという、生前の浅野さんの、人間関係の広さと本人の人柄が偲ばれるような、厳粛かつ、笑いの渦に包まれるという、不思議なものでした。

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